最近は大学生や専門学校生をターゲットとして、様々な「学生カード」が出ていますよね。

それらの学生向けのカードは、学生の期間が終わると一般的には「一般カード」になると言われています。

しかし、場合によってはゴールドカードのサービスが自分にマッチしていると感じた、もしくは少し良いカードを使ってみたいと思ったなど、一気にゴールドカードを作ってみたい人もいるのではないでしょうか?

今回は一気にゴールドカードにグレードアップできちゃったお話をしていきたいと思います。

今回は「三井住友 ANA学生カード(VISA)」をゴールドにした話

まずは自分が今回どういう申し込みをしたか、という前提のお話から。

元々私が使っていたカードは「三井住友 ANA学生カード(VISA)」です。

(↓写真はJCBブランドですがデザインはほとんど一緒)

ANA学生カードJCB

ANA学生カードJCB

大学入学時に作成したカードで、日常的なカード決済とかはこれで行なっていました。

年会費は無料。旅行が好きだったり、今後長い人生でANAマイルで無料で旅行とかしてみたい!と考えている学生にとっては良き1枚です。

限度額は学生らしく30万円。月々の利用額はだいたい5〜12万円でした。利用(建替えて決済など)が多い時は20万円とか。

で、今回切り替えが出来たのが、「三井住友 ANAゴールドカード(VISA)」です。

三井住友ANAゴールドカードVISA

三井住友ANAゴールドカードVISA

このANA VISA ワイドゴールドカードがあればANAマイルをしこたま貯めて、無料で国内でも世界でも行けちゃうという訳です。

一般カードではなくゴールドカードに切り替えようと思った理由

では、何故私がANAの学生カードから一気にゴールドカードにしたかったのか。その理由は4つあります。

逆に言えば、こういった事情がない人でなければ普通に一般カードで良いと思います。

(私個人の理由なので、早く切り替えの様子を知りたいという方は次まで飛ばしてください。)

1.ゴールドカードの方がANA搭乗でマイルがより貯まる

ANAカードを持っていると、ANAの飛行機に乗った時にボーナスマイルとして、多くもらえます。

その比率が、普通カードが10%なのに対してワイドゴールドカードは25%となっています。

2019年の年初にANAの飛行機にしこたま乗る機会があるので、その際にできればゴールドカードでボーナスマイルを多くGETしたかったのです。

余談ですが、ANAのマイルは航空券購入時ではなくて、実際の搭乗時のカードでボーナスマイルが決定するので、搭乗までにゴールドなら問題ありません。

2. ANAの一般カードからSFCの申し込みは審査が必要

2つ目に、ANAの上級会員の資格を永続的につける「SUPERFLYERSCARD」(通称:SFC)の申し込みには、一般カードからでは審査が必要という事情があります。

(SFCって何??という人は、次の記事で基本事項や考え方が書いてあるので、こちらを先にどうぞ)

ここでは簡単に言うと、「航空会社の上級会員に登録するためには、普通カードだとダメな時もあるよ」ということですね。

予めワイドカードやワイドゴールドカードを発行しておいてからSFCに申し込むのがベストなのです。

3.SUPER FLYERS CARDはゴールドの方が実はお得

これも前の理由と繋がるところがあるのですが、ANAの上級会員であるSUPER FLYERS CARDは、実は一般カードよりゴールドカードの方が実質年会費は安いという事実があります。

額面上はゴールドの方が5000円ほど高いのですが、割引をつけたり、ポイント→マイルの移行の条件を同じにしようとすると、一般カードの方が高くなります。

SFC一般カード

三井住友ANA スーパーフライヤーズカード(SFC)一般カード

三井住友ANA スーパーフライヤーズカード(SFC)一般カード

SFCゴールドカード

三井住友ANA スーパーフライヤーズカード(SFC)ゴールド

三井住友ANA スーパーフライヤーズカード(SFC)ゴールド

今後も基本的にはANAカードで決済していく予定がある人はSFCもゴールドの方がお得です。

4.ゴールドカードの方がかっこいいじゃん!

これは完全に主観です。ステータス万歳。

もちろん年会費が高いというデメリットもあり

もちろんゴールドカードに変更するデメリットとして、年会費が一般カードより高いことはあります。

SFCでない、普通のANAカードの場合、普通カードが2160円に対し、ゴールドカードは15120円。なんと7倍くらいします。

(実際は割引されて10260円まで下がります。)

最近では年会費無料のゴールドカードも実は存在していますから、ゴールドカードを持ってみたい人であればこっちからやってみてもいいと思います。

私の場合、年会費以上のリターンがANAのゴールドカードで得られると考えたため、今回はゴールド申請を決意しました。

学生カードからゴールドカードにする場合は電話での問い合わせが必要

さて、ここからが本題ですが、学生カードの場合、電話で問い合わせをして依頼する必要があります。

本来一般→ゴールドカード等へのランクアップというのはウェブサイトから可能ですが、学生カードの場合ランクアップを選ぶことはできません。

ちなみに、学生カードは卒業後に自動的に一般カードに切り替えられてしまいますので、ゴールドに飛び級したい人はちゃんとその前に電話しましょう。

今回私は中退して本来の在学期間中に学生カードをやめるという事情もあったので、電話してきました。

三井住友の回答=学生カードからゴールドへ飛び級は可能

切り替え前にネットなどで調べても、学生からゴールドに直接切り替えられたという話は見受けられず……。

まあダメだったら、色々勿体ないけど、ANAワイドカードにすればいいやと思っていました。

とりあえず電話してみる。大学を辞めたこと、そして翌月から会社員として雇用されることを伝えました。

その時にゴールドカードへの切り替えも可能か聞いてみたところ、

「ゴールドカードの発行要件は本人に安定した収入があることなので、それを満たすのであれば審査を通して可能である」

という回答をいただきました。

ゴールドに審査落ちした場合は下位のカードを作れる

「でもゴールドを希望して、審査落ちしてカード自体使えなくなったらどうしよう」

このことを不安に思っていましたが、実はゴールドカードの申し込みの時に、審査に落ちた場合は下位の一般カードを代わりに発行するという項目があります。

これで安心して突撃できますね。

新社会人の場合、年収は来年度の見込みで大丈夫

さらに三井住友のお姉さんから言われたこととして、年収は来年度の見込みで得られる額を記入すれば良いとのこと。

まあ、たしかに学生から申し込む場合、学生のときの前年度の年収なんか書いたら100%通りませんからね笑。

一般的な企業に勤めることになる人であれば、収入の点でも問題はないでしょう。

以上のポイントを聞いて安心したので、早速自宅に切り替えの申込書を送ってもらいました。

ちなみに「お急ぎですか?」と聞かれたので、「はい」と答えると速達で送ってくれます。

速達郵便で届いたのは通常のゴールドカード申込書

速達郵便のおかげで電話の翌日に到着した封筒を開けてみます。

学生カードからゴールドカードに切り替える場合、普通にゴールドカードを申し込むのと同じような申込書が来ます。

ただ、担当者の方のメモが書いてあり、必要最低限のところ(勤務先や年収など)だけを記入すれば良いようになっていました。

そのため免許証のコピーや銀行口座の登録などは学生カードから引き継ぐので不要です。楽ですね。

必要なところを記入して返送用の封筒で返送します。もちろんこれも予め速達にしておいてくれています。

審査は1日半。Vpassでゴールドカード発行を確認できる

封筒出したのが火曜日の午後。

ゴールドだし、時間が少しはかかるだろうな〜と思っていたら、翌日の夜、ふと三井住友カードのアプリで確認したら…

今まで学生カードしかなかった項目にゴールドが追加されてました笑。

ということで、無事ゴールドカードが発行されたようです。なお限度額は150万円。当社比5倍(!)になりました笑。

なおカード本体が到着するまでは5日くらいかかりました。

この間に学生カードの上限を上げようとしたら、学生カードの限度額も150万円になったのは別の話…。

ついにゴールドカードが到着!

ということで5日くらいして来た三井住友 ANAワイドゴールドカードがこちらです。

うーん神々しい。

なお、先ほども紹介しましたが、年会費無料ゴールドカードという最強に位置する「エポスゴールドカード」は持っていましたが、こちらの方がゴールドに深みがある気がします。

ちなみに、このカードが届いたのがギリギリ9月終わりくらいで、まだ大学院に在籍していましので、1週間くらい「学生でANAゴールドカードを手にした男」になりました。どうでも良いですね。

さあ学生のみんな、Let’sゴールド飛び級

今回は年会費無料の学生カードをゴールドカードに飛び級できるか?ということについてまとめました。

ANAカードは職業が学生の間は学生カード以外は発行できない、というルールがあるので、就職される方や退学される方は是非是非参考にしてみてください。

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